アロママッサージはクリームを使ってもできるの?
目次
①クリームでアロママッサージをする方法
②アロマクリームの作り方
③アロマクリームを作る際の注意点
④今回のポイント
アロママッサージといえば、オイルでの施術を思い浮かべるものですよね。
アロママッサージと言われるのは、植物から抽出されたキャリアオイルに、精油(アロマ)をプラスした香りのいいトリートメントオイルを使用するためです。
エステサロンで行われるアロママッサージは、「キャリアオイル+精油」のトリートメントオイルを使用しますが、自宅で行う場合は「クリーム+精油でもいいのでは?」と思っている方もいるでしょう。
ズバリ、しっかり希釈すれば「クリーム+精油」でマッサージしてもOK。
マッサージする際、より滑らかなのはオイルの方ですが、簡単なマッサージなら十分にクリームでも代用できるのです。
マッサージでオイルまたはクリームも使用するのは、
● 摩擦から肌を守る
● 肌を保湿する
といった目的があるのですが、「絶対にオイルを使うべき」などの決まりはありません。
特に自宅でのケアの場合は手軽なクリームが使用されることが多いですよね。実際にマッサージクリームも数多く販売されています。
クリームはオイルに比べて蒸発しやすく、施術もスムーズではないためエステサロンでは「キャリアオイル+精油」でアロママッサージを行いますが、自宅でケアしたい場合はお手製のアロマクリームでマッサージしてみてもいいですね。
①クリームでアロママッサージをする方法
クリームでアロママッサージを行うメリットといえば、扱いやすいことです。
オイルのように垂れることがないので、アロマクリームを作れば自宅で手軽にアロママッサージができますよ。
クリームでアロママッサージをするには、まずは「アロマクリーム」を作る必要があります。
アロマクリームの作り方は人それぞれですが、おすすめのアロマクリームをこの後2つご紹介します。
アロマクリームが完成したら、マッサージしたい部位に適量のアロマクリームを塗布し、伸ばしながらマッサージするだけ。
薄く伸ばしながらマッサージすれば拭き取りも不要です。保湿効果も高いので、乾燥が気になる人にもぴったりでしょう。
②アロマクリームの作り方
今回は、
● ワセリンで作るアロマクリーム
● シアバター入りアロマクリーム
の2つをご紹介します。
【ワセリンで作るアロマクリーム:難易度★】
ワセリンで作るアロマクリームは非常に簡単で、ワセリン50gに対し精油を5〜10滴混ぜるだけです。
※希釈濃度は1%以下になる必要があります。
ワセリンの種類にも黄色ワセリンや白色ワセリンがありますが、白色ワセリンをおすすめします。
白色ワセリンは黄色ワセリンよりも純度が高く、精製して不純物がさらに取り除かれています。
不純物が少ない分、肌に対する刺激も少なく、かつやわらかな使い心地となっています。
ワセリンはリーズナブルで手に入れやすいのも嬉しいポイントですよね。
手軽に試したいなら、まずはワセリンで作るアロマクリームから試してみてください。
1. 綺麗な容器に白色ワセリンを入れる
2. 精油を5〜10滴混ぜる
【シアバター入りアロマクリーム:難易度★★★】
より保湿効果が高いクリームを作りたい場合は「シアバター入りアロマクリーム」がおすすめです。
シアーバターの木の種子から採られる植物性脂肪「シアバター」は、常温で固形の物質なので「バター」と呼ばれています。
人肌に塗ると体温でゆっくり溶けるという特徴があり、保湿に優れているものです。
さっそく作り方を見ていきましょう。
準備するものは、シアバター14g、ホホバオイル4ml、みつろう2g、精油4滴です。
キャリアオイルは様々な種類がありますが、中でもおすすめなのがホホバオイル。
ホホバオイルは抗酸化力が強く、アレルギー反応が出にくいとされています。
「みつろうって?」と思うかもしれませんが、みつろうとはミツバチが作り出す天然のロウのことで、昔からキャンドルなどに使われています。
1. シアバター、ホホバオイル、みつろうをビーカーを入れて火をかける(じっくり温めるのが
コツ)
2. ビーカーを湯煎から取り出し精油を加える
3. 少し冷まして容器に移す
溶かして混ぜて冷やすだけですが、火を使うため取り扱いには十分に気をつけましょう。
③アロマクリームを作る際の注意点
アロマクリームを作る際の注意点は、アロマの希釈濃度が1%以下になるように作ることです。
繰り返しになりますが、目安としてはワセリン50gに対し精油10滴まで。
また、作ったアロマクリームを使用する際は、パッチテストを行うようにしましょう。
特定のキャリアオイルやクリーム、精油が体質に合わない場合もあるので、目立たないところに塗り、一日様子をみてください。
万が一肌に異常があった場合は直ちに使用を止め、症状がひどく出るようでしたら皮膚科の診察を受けてください。
④今回のポイント
● アロマの希釈濃度が1%以下になるように作る
● パッチテストを行ってからマッサージに使用する
● 薄く伸ばしながらマッサージすれば拭き取りも不要